サービス情報

ISO用語「リスクと機会」 ~ 実はシンプルな発想で解決します

ISO新規格の中に、「リスクと機会」という用語が出てきました。

ISO9001では、今までリスク分析は実施されていないケースが多く、しかも、「機会」という新概念も出てきました。

ISO規格の定義や要求事項の解説書等では、以下のように説明されているようです。

 

「リスク」 不確かさの影響 (ISO9000:2015の定義)。将来起きる可能性のあること

「機会」 目的を達成するのに有利な状況、事態

 

リスク及び機会に対する当社の見解は、こうなります。

今、経営者の皆様は、何に警戒していますか?  現場部門の担当者は、作業上、どんなことに注意していますか?

ここから見い出されるものが、皆様が考えている「リスク」です。

また、会社は今後、どういうことに力を入れていこうとされていますか?

それを突き詰めていくと、「機会」が見えてきます。

 

よって、リスク及び機会に対する対応は、こうなります。

「今、業務でやっていることをそのまま表現する」

探し出した「リスク」や「機会」を、そのまま皆様の組織のISOの仕組みに落とし込んでいけばよいのです。

 

余談ですが、現在、外部から入手した雛形やマニュアルをそのまま使用しており現業と少しかい離しているのであれば、

「今、業務でやっていることをそのまま表現する」作業事態が少し難しくなる場合があります。

つまり、「私たちが作ったわけではないので、どこを触ればよいのかわからない」という現象です。

 

今回のISO改訂は非常に良い機会です。

ぜひ、お手元の規程、マニュアル、手順書を使いやすいものに作り替えてください。

当社は、皆様のやりたい事をお聞きしながら、解決策を一緒に検討します。

(手持ちの標準ツールを使うこともできます)

2016年4月28日

 

 

統合リスク研究所は、ISOコンサルティング及び監査業務においてISO27001認証を取得しています。

統合リスク研究所は、ISOコンサルティング及び監査業務においてISO9001認証を取得しています。

アクセス数